2024年5月25日(土)

晴れ。


昨夜、

乎都と斗良は実家、

朋奈ちゃんは観劇で家に誰もいないようなので、

帰りに近所の居酒屋に寄って、

飲みながらiPadを開いて、

仕事をしていた。


ビールを2杯くらい飲んで、

三岳のソーダ割りを頼んだところで、

さっきまで厨房にいたオネーチャンが、


『隣いいですか?』


と声をかけて来た。


『どーぞ。』


と答えると、


仕事終わりの一服がてら、

『お仕事ですか?』


と話しかけて来た。


それからよくよく聞いたら22歳で、

2歳の子供がいるシングルマザーらしい。


焼酎が進んだ。


気付いた頃には、

全店員が代わる代わる、

俺に、


『ごちそうさまです!』


と乾杯を求めていた。

おそらく、

俺は店員全員に

『お前らも飲め!』

と言ったようだ。

朋奈ちゃんが迎えに来てくれた。

もう今はあんまり覚えちゃいないが、

全店員に奢った経緯を話すと、


『それは仕方ないね!』


と言ってくれた事は覚えている。


朝、起きて、

みんなで保育園に行った。

先生が


『元気ですか?』


と体調を聞くので、


『いやー、ちょっとまだ酔っ払ってます!』


と答えると、

返す刀で、


『斗良くんの体調です!』


と怒られた。


朋奈ちゃんは


『あはは!』


と笑っていた。


昼に下北沢に岬と憧人がサポートしている

アイドルのライブを今後の挨拶がてら観に行った。

靴を履こうと思ったが、

どうもしっくり来なくて、

下駄がいいやと思って、

下駄を履いて、

朋奈ちゃんに


『これでいいか?』


と全身を見せた。


『いいよ!合ってるよ!大丈夫!』


と答えてくれた。


俺は朋奈ちゃんと結婚して良かったと思った。

その辺の女ならこうはいかんぜ。


また明日なー。

「ある人間の日記」松野浩介

ロックンロールバンド THE だいじょぶズの唯一無二。 天下無敵のフロントマン、 松野浩介が綴る。 ある世界の、ある人間の、 ある男の、普通の日記。

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