2023年3月14日(火)

晴れ。


THE だいじょぶズスタジオ。

ゴキゲンなスタジオであった。


スタジオが終わって部屋の重い扉を開けると、

扉の前に裸の男がいた。


正確には、

裸の男が座り込んでいて、

その周りを3人の男女が囲んでいた。


天下のTHE だいじょぶズのスタジオの前で、

裸で座り込むなど、

不届き千万。

即刻ひっ捕えて打首の後、

市中引き回しの刑である。


俺より先にMASAに見つかった場合、

そうなっていただろうと思う。


しかしこの者共、運が良かった。

扉から一番に出て来たのは、

俺だったからである。


『おぉ?なにしてんだ?お前。裸じゃねぇか。』


と問う。


『すみません!』

『ちょっとはしゃいじゃって!』と男女。


『どこではしゃいでんだ。このやろう。』


『すみません!』


『上の階でライブやってて、

後輩の最後のライブだったんで飲み過ぎちゃったんです!』


『そうか。そりゃあ仕方ねぇな。いいライブだったんだろうな。』


『私たちが責任持って片付けますんで!』


『当たりめぇだ!!俺が片付ける方がおかしいだろう。がーっはっは!!』


これにて一件落着。

下北沢は今日も平和である。



また明日なー。

「ある人間の日記」

ロックンロールバンド THE だいじょぶズの唯一無二。 天下無敵のフロントマン、 マツノコウスケが綴る。 ある世界の、ある人間の、 ある男の、普通の日記。

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