2024年2月4日(日)

雨。


昨日は節分だったが、

俺はライブだったので、

我が家は今日が節分。


俺の家に来る鬼はポップではない。

ベイ・シティ・ローラーズみたいな、

ロックンロールではなく、

ニルヴァーナみないなロックンロールだ。


入るなり乎都が泣き叫び、

斗良は大声を出して、

豆を投げつけだした。


しかし、

今年は成長があった。

4年間泣き叫ぶだけだった乎都が、

自分でも豆を投げつけていた。

いいぞ。乎都。


俺が部屋から戻ると、

もう鬼は帰った後であった。

今年も出くわす事が不可能だった。

俺さえいれば、

鬼をボコボコにしてやったのに。


泣いている乎都を慰めていると、

斗良が近寄って来て、


『ねぇパパ。おにはパパだよね?』


と言い出した。

コナンかと思った。


俺が

『俺じゃねぇよ。』

と言うと、


『ぜったいパパだよ!』


というので、


『だったら来年鬼を捕まえて、顔をよーく見たらええよ。』


というと、


『パパ、とらはおっきくなったらおにをたおすよ。』


言い出した。

いいぞ、斗良。


ただお前の家の鬼は、

拳心会空手を習っていて、

宮崎県で2位になった事がある。

決勝戦でジョン・ボーナムみたいなヤツが出て来て、

あっさり負けて、

"結局元からデカいヤツにはどうやっても勝てない。

いや勝てなくもないのだが、

それには相当な鍛錬が必要になり、

俺はそもそも空手にそれほどの情熱がない"

と気付きすぐ辞めてはいたが、

まぁまぁやれる。

鬼はお前にそう簡単にやられはしねぇ。


そうか。

お前もやるか?空手。


また明日なー。

「ある人間の日記」

ロックンロールバンド THE だいじょぶズの唯一無二。 天下無敵のフロントマン、 マツノコウスケが綴る。 ある世界の、ある人間の、 ある男の、普通の日記。

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