2023年5月21日(日)
晴れ。
日曜日の朝のルーティーン。
『ひろがるスカイ!プリキュア』を観て、
『仮面ライダーギーツ』を観て、
『王様戦隊キングオージャー』を観る。
スッキリが無くなった今、
俺が観ているテレビ番組はこの3つのみである。
観終わると、
もう乎都も斗良もそわそわし出すので、
朋奈ちゃんと4人で近所の公園に出かける。
最近は公園に誰かいると、
子供同士で勝手に遊んでくれるので、
異常なまでにブランコを押させられたり、
『見てー!』と言われて、
普通にすべり台を滑るだけの、
くそつまらねぇ映像を見させられる事も少なくなってきた。
そんなもん最初だけは感動したが、
あとは派手に転ばねぇかなー!とワクワクして見ている。
が、上手いもんで毎回普通に滑るのだ。
こんなことを言うと、
『いやでも可愛いのは今だけだよ!』
とよく言って頂けるのだが、
バカ言うな。
俺の人生もずっと今だけだ。
あと俺は、
乎都と斗良に関しては小さいから可愛いとかじゃねぇ。
そんなもんずっと可愛いわ。
それとくそつまらねぇすべり台を見せられる苦痛は別の話である。
戻ろう。
今日も日曜日だったので、
友達が何人かいた。
斗良が、
『おともだちいるねー!』
と言うが、
それが保育園の友達を指すのか、
この世の全ての子供を指す言葉なのかわからない。
それにより俺と朋奈ちゃんの
他のお父さんお母さんへの感じが多少変わってくることなど、
こいつには関係のない話なのである。
斗良はお気に入りのダンプカーとショベルとかのセットを抱えて、
一目散に同じくらいの年であろう男の子と、
おとなしそうなお母さんがいる砂場に駆けていった。
あとはそのお母さんにお任せ。
多少のことなら朋奈ちゃんに行かせればいい。
その間に、
ベンチに座ってコーヒーを飲みながら、
スマホを使って作業をする。
まぁ他人は俺をひとでなしだと言うだろう。
しかし、
日曜日の昼間、女子供がほどんどの公演で、
俺みたいのが最前線に出てきてみろ。
みんなビビって帰るぞ。
俺が出ていくのは大きなトラブルの時だけ。
これは人間の役割である。
ほとんど見てなかったので、
みんなが何をしていたのか知らないけども、
急に斗良と遊んでいた男の子が大声で泣き出した。
出番である。ウー、ウーーー。
『斗良、お前なんかしたんか!』
するとお母さんがまぁまぁデカめの声で、
『と、と、斗良くんは、な、な、な、何もしてません!!!』
と怯えながら言った。
いくらなんでもそんなには怖くねぇだろ!!!
と思ったが、
どう見えても怯えているので、
俺が斗良をボッコボコにすると思って、
勇気を出して助けてくれたのだろう。
感謝する。
いや、なんで。
男の子は泣きながら激昂しており、
お母さんが無理矢理男の子を離れたところに連れて行ってしまった。
見ていたであろう朋奈ちゃんに聞くと、
どうやら男の子が斗良のダンプカーを気に入ってしまったらしく、
それが欲しくて仕方なかったようだ。
しばらくすると、
お母さんと男の子は自転車に乗り、
帰ろうとしていた。
また斗良がダンプカーを持って駆け出すので、
『斗良、道に出るなよ!』
と言うと、
『あげるの!!!』
と返って来た。
ほう。漢だねぇ。
『よし!俺がお前に新しいの買ってやる!
あげて来い!』
と言うと、
漢の目をしてまた駆け出した。
俺は遠目に見ていたが、
なんとか追いついて、
『あげるよ!』
と言っていた。
するとお母さんが、
『そ、そ、それは、と、斗良くんのだから!!!だ、大丈夫だから!!!』
と怯えて言っていた。
ははーーん。
あいつ処女やな。
また明日なー。
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