2025年3月9日(日)

晴れ。


日曜日。

朋奈ちゃんが本番中なので、

乎都と斗良と過ごす。

そりゃあ多少叱ることもあるが、

2人ともいい子に育っている。


俺の前では。


俺がいないところでは、

朋奈ちゃんの実家や、

家で朋奈ちゃんと3人でいる時、

朋奈ちゃんの友達と遊ぶ時など、

やりたい放題しているらしい。


俺の出先で、

朋奈ちゃんから、

『なんとかして!』

とよく電話がかかってくる。


『親父』というものの塩梅もなかなか難しいもんだが、

この正解ってのは、

斗良が親父になった時、

あいつがどう思うかでしかねぇワケで、

乎都はそうなりゃあ朋奈ちゃんの事を想うだろうし、

斗良に子供が出来なかったら、

俺の多くは理解し難いであろうと思う。


でも全く持って理解されなくていいんだ。

構わない。

君たちが俺たちに向けてくれる無償の愛に、

俺と朋奈ちゃんが対峙出来るのは、

正直な喜怒哀楽の全力しかないんだ。

悪いが、誰かが用意した

インターネットに落ちているような子育て論が、

人間の正直な喜怒哀楽に勝てるワケないと思うんだわ。

俺たちは。


だってそんな動物いねぇじゃねぇか。

寒い時ぎゅっと抱きしめて、

腹減ったら必死こいて、

死ぬ気で食うもんを見つけて腹一杯食わす。

それ以上の愛なんて、

あとはほとんど他の動物にはない、

人間だけのいらねぇオプションだろうが。


また明日なー。

「ある人間の日記」

ロックンロールバンド THE だいじょぶズの唯一無二。 天下無敵のフロントマン、 マツノコウスケが綴る。 ある世界の、ある人間の、 ある男の、普通の日記。

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