2023年5月27日(土)

晴れ。


朋奈ちゃんが保育園に迎えに行くと、

乎都が友達と喧嘩したとのこと。


簡単に書き留めると、

モラルに反することを乎都が注意をしたら、

逆上してつねられたので、

つねり返したのだが、

乎都がだいぶ強めにつねったらしく、

まぁ一応は両成敗の体を成しているようだった。

相手の言い分はまた別かもしれない。


『ダメだよ!』と朋奈ちゃんに諭されていた。

まぁそれは本当に朋奈ちゃんの言う通りだが、

正解は乎都が自分で選べばいいだけなので、

俺はこう言う。


『乎都、注意して、つねられて終わりなんか我慢できねぇよな。

そいつが悪りぃよ。つねる時点でつねられる覚悟があって当然なんだから、

つねってやりゃあええよな。次やられてもまたやってやれ。』


乎都は首を横に振った。


『え。やっちゃダメだったって思ってんのか?』


縦に振る。


『じゃあダメだ。自分で気持ち悪りぃなら、それはやらん方がええ。お前がそいつにごめんねって言えたら。この話は終わりや。』


乎都、いいぞ。

お前は頭がいい。そうだ。それでいい。


でも俺は知ってる。

お前はきっとまたやる。

でもそれもまた別にいい。


人間は他人と自分を傷つけて成長する。

正確には、

傷つけたらいけないし、

傷つきたくないとわかった上で、

それでも誰かを傷つけて、

傷ついて生きていく。


それは子供の話じゃねぇ、

大人になってもずーっとそうだ。

俺たちは神様じゃねぇ。

ちょっと喋れるただの動物だ。

宇宙のゴミみてぇな微生物だ。


だーれも偉くもなんともねぇ。

それでも俺は、

この世界で誰よりもずーーーっとお前の味方だ。


月曜日『ごめんね』って言えるといいな。


また明日なー。

「ある人間の日記」松野浩介

ロックンロールバンド THE だいじょぶズの唯一無二。 天下無敵のフロントマン、 松野浩介が綴る。 ある世界の、ある人間の、 ある男の、普通の日記。

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