2023年3月4日(土)

晴れ。


松野浩介ロックンロール製作所にて、

ゆっくりとした工場作業。

こういう1日がたまらないのである。


夜はちょいと下北沢で、

本の仕入れと、

約束しててずっと出来なかった新年会を。


友達っていいね。

東京に家族が出来たもんだから、

なかなか地元に帰るワケでもねぇし、

そもそも帰る場所もねぇしな。

大人になって友達が出来ることってすごいことだし、

ありがたいことだね。


でも最後へん、

みんなで墓の話をしていた!!

俺は墓の話で酒飲んだのは初めてだったかもしれない。

親の墓どうする?自分はどうしたい?

もうそういうことが現実味を帯びているのだな。


しかし改めて想像してみると、

墓は難しい。

慣わしと、現実と、新しい感覚が喧嘩している状況だ。

都心の暮らしと田舎の暮らしでも、感覚が違うと思うし。

そこに来て、

親戚のどーのこーのなんて入って来やがった日にゃあ、このやろう!!!

誰がそんなめんどくせぇことを好き好んでやるんだ!

俺はまだそれでも、任されりゃどうにかやるもんだろ。

って感覚があるけど、

乎都と斗良の世代までそれが残るとはやっぱ思わねぇな。

元々慣れない問題なのに、

ルールとモラルが変わって来ていて、

超難問になってしまった時代だ。


朋奈ちゃんに

『浩介さんが死んだらどうしたらいい?』と聞かれた。


『下北沢に適当に撒いとけ。』


と答えたが、

よく考えたら、

板橋駅の近藤勇みたいに、

下北沢の駅前にくそでけぇの作ってもいいな。

どーんと正面に『松野浩介之墓』なんて書いてて、

横に『イッツオールライト!!』とか書いてあったら、

死んだ後も笑ってくれそうだもんな。


あ、ダメダメだ。

どーせガキに死ぬほど氷結ぶっかけられて、

吸い殻の集合場所にならぁ。

あとけいたと直とがすぐ、

『こー兄の墓のとこでええやろ。』

とか言ってあいつらのテラス席になるだけや。


俺は死んだ後なんかどうでもいいや。

ろく夜のゴミ箱にでも捨てといてくれ。


また明日なー。

「ある人間の日記」

ロックンロールバンド THE だいじょぶズの唯一無二。 天下無敵のフロントマン、 マツノコウスケが綴る。 ある世界の、ある人間の、 ある男の、普通の日記。

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